こんにちは!
watataです!(´・ω・`)
今日は「先発投手」について話していこうと思います!
先発投手は野球において最も大事な役割と言ってもいいポジションですね!
それでは解説していきます!
【用語説明】
先発投手とは
先発投手とは「試合開始時にスターティングメンバーとして最初に投げる投手」のことです。
1球でも投げた場合は先発投手として記録され、それ以降は救援投手(リリーフ)として記録されます。
逆に試合開始後、アクシデント等でピッチャーが1球も投げずに降板した場合は交代したピッチャーが先発投手となります。
【先発投手の役割】
先発投手
先発投手の役割は、少ない失点でできるだけ長いイニングを投げることです。
レギュラーシーズンは長いですから、負担が大きくなりがちの中継ぎ投手をどれだけ温存できるかがポイントになってきますからね!
また、長いイニングを投げれたとしても大量失点をしてしまっては試合に負けてしまうのでこれも良くないですね。
現代の野球では失点よりも長いイニングを投げられる先発投手の方が価値が高い感じがしますね。
特にメジャーではその傾向が強いです。
オープナー
オープナーは普通の先発投手とは違い、本来は中継ぎを任される投手が最初の1,2イニングを投げます。
それ以降を本来の先発投手がロングリリーフして試合を進める形となります。
本来は中継ぎ投手であっても試合開始時に投げた場合はもちろん先発投手としてカウントされます。
立ち上がりが不安な先発投手を楽な場面から投げさせることを目的としてオープナーは使用されます。
先発投手が弱く中継ぎ投手に自信のあるチームは使いやすい戦法ですね。
ブルペンデー
こちらもオープナーと似ていますが、ブルペンデーとは本来は中継ぎの投手だけで試合を進めていくことです。
オールスターゲームみたいな感じで1,2イニングずつ中継ぎ投手が交代で投げていくという戦法です。
こちらはオープナーより更に中継ぎ投手の層が厚いチームが使うと効果的ですね。
そんないい中継ぎ投手ばっかりなら先発投手させてあげんさい!
ってなりますけどね。
オープナー、ブルペンデーは先発投手の記事として扱うにはちょっと趣旨がずれてしまうのでここら辺で解説は終了です!
【先発投手の評価基準】
先発投手の評価基準はわかりやすいですね。
基本的に「長いイニングを投げ、ヒットを打たれずに、多くの三振を取り、少ない失点数で、勝つこと」ができる投手がいい先発投手となります。
沢村賞
沢村賞は「そのシーズンの最も優れた投手に送られる賞」です。
基準は以下の通りです。
・25登板以上
・200投球回以上
・15勝以上
・防御率2.50以下
・150奪三振以上
・勝率6割以上
・完投10試合以上
これを多くクリアできると沢村賞受賞となります。
現代野球では200投球回数以上と10完投がかなり厳しい基準ですね、、( ꒪ཫ꒪ )
投手三冠
勝利数、最優秀防御率、最多奪三振をまとめて投手三冠といい、これら全てを獲得すると三冠王と呼ばれます。
2021年シーズンのオリックス・バファローズの山本由伸投手が三冠王となりましたね!
まあ、投手三冠に加えて最高勝率、最多完封で史上5人目の投手五冠だったわけですが、、
山本由伸やばすぎる!!
23歳の年だったのに!!
その名の通り、「1番多く勝ちの付いた投手に送られる賞」です。
先発投手に勝ちが付く条件は「5回以上を投げてチームが勝っている状態で降板し、試合終了まで追いつかれないこと」です。
勝ち数はチームの強さに左右されるところも大きいですね。
それでもチームを勝たせる投手として価値は大きいですが!
中継ぎ投手が獲得することも出来ますが、ほぼありえないことでしょうね笑
沢村賞の基準は15勝以上です!
「シーズンで1番防御率が低かった投手に送られる賞」です。
最優秀防御率は規定投球回に達した投手から選ばれます。
規定投球回は「所属球団の試合数×1.0」となっています。
基本的にシーズンは143試合ですので143イニング以上投げると規定投球回達成ですね。
最優秀防御率は中継ぎ投手では絶対に獲得できませんね。
143試合全部投げればいけますが100%壊れる!!笑
沢村賞の防御率の基準は2.50以下です。
その名の通り、「シーズンで三振を1番多く取った投手に与えられる賞」です。
理論上は中継ぎ投手でもシーズンでの奪三振が1番多いなら取れる賞ですが、実際は投げるイニング数が全然違うので中継ぎ投手には無理ゲーです笑
奪三振は投手三冠の中でも最も投手だけの能力を見やすいものですね。
三振なら守備は関係ありませんから!
ちなみに沢村賞獲得の基準が150奪三振以上です。
その他の記録
シーズンで「13勝以上していて最も勝率の良かった投手に送られる賞」です。
そのシーズンで勝つ確率が1番高い投手ってことになります。
まあ、勝率も大切ですが、それよりはいっぱい投げてくれる投手が1番価値があるとwatataは思います。
極端にいえば13登板13勝0敗よりは26登板13勝13敗のほうがいい笑
沢村賞の基準は勝率6割以上です。
完投とは「先発投手が試合の勝敗に関係なく、試合終了まで投手交代なく1人で投げ抜くこと」を言います。
また、完封とは「先発投手が初回無死から試合終了まで投球(完投)し、相手チームに得点を与えず勝利すること」を言います。
(↓↓完投、完封については別の記事で解説しています↓↓)
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完投の完全上位互換が完封となります!
完投・完封の多い投手は中継ぎ投手を休ませることもできるし、首脳陣が投手交代で悩むことも無いという素晴らしい成績なんですよね!
現代野球では中継ぎ投手との分業制が確立されているので減ってはいますね。
だからこそ価値の高い成績と言えるでしょう!
ちなみに、ヒットを打たれず完封を達成するとノーヒットノーランとなります。
また、フォアボール、エラー、振り逃げ等でランナーを出さずにノーヒットノーランを達成すると完全試合(パーフェクト)となります。
この辺を達成すると価値が高いどころか一生
名前が残ります!笑
沢村賞の基準は10完投以上です。
(↓↓ノーヒットノーラン、完全試合については別の記事で解説しています↓↓)
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QS(クオリティスタート)
表彰のある記録とはちょっと違いますが最近はQSも先発投手の大事な指標となっています。
QSとは6回以上を自責点3点以内に抑えることを意味します。
HQS(ハイクオリティスタート)は7回以上自責点2点以内に抑えることをいいます。
(↓↓QSについては別の記事で解説しています↓↓)
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【歴代の先発投手】
ここで優秀な先発投手を見ていきましょう!
米田哲也(先発通算登板数)
阪急ブレーブス、阪神タイガース、近鉄バファローズでプレーした米田投手。
通算626試合に先発し歴代1位の記録となっています!
そのほか、通算1940失点、通算1659自責点、通算120与敬遠、通算4561被安打で歴代1位となっています。
えぐいて、、
ちなみに通算登板数は949試合で歴代2位の記録。
勝ち数は歴代2位の350勝です!
鈴木啓示(先発通算勝利数)
近鉄バファローズでプレーした鈴木啓示投手!
通算の先発勝利数歴代1位となっています!
そのほか通算560被本塁打、通算78無四球の日本記録保持者です!
最多奪三振も8回取っていてパ・リーグ記録となっています。
野球の醍醐味は三振とホームランを体現してますね笑
藤本英雄(通算防御率、通算勝率)
読売ジャイアンツと中日ドラゴンズで活躍した藤本英雄投手!
通算の防御率は1.90とイカれた数字!
通算勝率も.697とプロ野球記録です。
最も点を取られる確率が低く、最も勝つ確率の高い投手ということです!
最強やんけ!!
金田正一(通算奪三振数)
言わずと知れたぐうレジェ400勝投手!
通算4490奪三振で歴代最多奪三振記録保持者です。
沢村賞の基準の150奪三振で考えると約30年分の沢村賞の基準をクリアということになります。
ちょっとよく分からん笑
400勝投手ですが、先発での勝ち数は268勝と意外と少なめ。
まあ、先発で268勝する投手も今後現れないと思いますが笑
【先発投手のまとめ】
先輩投手とは
以上です!
先発投手は試合を大きく左右する要因となります。
watataが「先発投手に注目してみていこう!!」と言うまでもなく皆さんしっかり見ていると思うので特に意識せずに楽しんでいきましょう笑
それではさようならー(´-ω-)ウム
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